ハーレーダビッドソン エンジン ショベルヘッド
ハーレーダビッドソン・モーターカンパニー社のエンジンには、様々なタイプのエンジンがあります。
そんななかで、パンヘッドで国内的な地位を確立したハーレーダビッドソン・モーターカンパニー社でしたが、イギリスから高性能のスポーツモデルが上陸するにあたり、それに対抗するべく新しいエンジンの開発を余儀なくされました。
750ccのサイドバブルを搭載したMODEL Kを大幅に改造して誕生したのが、ショベ ルヘッドでした。
最終的には高圧縮比を持つオーバーヘッドバルブ機構搭載の883ccエンジンを採用し大成功を収める事となります。
以来、軽快で俊足なスポーツスターというモデルがジャンルとして確立しました。
ちなみに、ショベルヘッドの由来は、ロッカーケース形状がショベルに似ている所からショベルヘッドと命名されたそうです。
やがてショベルヘッドはスポーツスターに限らず、ビッグツインへも採用されていくことになります。
当初はクランクケースがパンヘッドのままでシリンダーから上がる、ショベルのアーリーショベルと呼ばれる過渡期的なエンジンも存在したそうです。